糖尿病治療の目標は、糖尿病の合併症予防とその進行の阻止です。合併症は気づかないうちに進行し、かなり進んでから出てくることが特徴です。糖尿病をよく知る（敵を知る）ことが最も大切です。

　食事・運動など糖尿病の治療の中心は、患者様ご自身ですが、医療者との連携によって治療が継続でき、効果も上がります。

　糖尿病教育入院は、短期間で集中的にスタッフと一緒に勉強をする場所です。

　三朝温泉病院の糖尿病療養指導チーム【チームグルコ】は、患者様が主体的に治療に取り組み、明るく日常生活が送れるように一丸となってサポートいたします。

【チームグルコのメンバー】

医師・看護師・糖尿病療養指導士・管理栄養士・理学療法士・薬剤師・臨床検査技師・医事課

【チームグルコの役割について】

• 医　師
  個々の患者様にあった検査及び治療・指導
• 看　護
  療養生活全般の指導を担当いたします。
  適切な生活習慣を提案します。
• 栄　養
  自分で実践出来る食事療法のお手伝いをします
• リハビリ
  運動の効果と患者様に応じた運動をご提案します。
• 薬　剤
  糖尿病の薬やインスリンについて作用と効果、治療上の注意点を説明いたします。
  自己血糖測定器の使用方法について説明します。
• 臨床検査
  血液検査・動脈硬化の検査などを行います。

　また、当院は独自の源泉を5つ保有しており、入院中の入浴は源泉かけ流しのお湯に何度でも入浴できます。

糖尿病教育入院の概要

目　標

• 糖尿病を学習し、治療の必要性が理解できる
• 糖尿病特有な合併症などが理解できる
• 食事療法がなぜ必要か理解でき、ご自分に必要な食事量の把握ができる
• 運動療法の必要性が理解でき、実際の運動を体験できる
• 薬物療法の効果と注意点を理解し、自分で管理できる
• 快適な日常生活を送るためのポイントが理解できる。

スケジュール

当院では、糖尿病教育入院コースを6種類用意しております。

患者さまの仕事や諸事情に合わせて医師と相談し選ぶことができます。

【７泊８日コースの場合】

外　来	入院前に必要な検査を行います
入院当日	自分の治療方針が分かる
2日目	食事・運動療法の必要性を知る 糖尿病とその合併症を学ぶ
3日目	低血糖症状と対処方法を学ぶ （低血糖ポーチの携帯の必要性）
4日目	感染を予防する方法を学ぶ 足の観察と手入れ方法について 第6の合併症：歯周病について
5日目	シックデイ（病気の日）を知り、対処方法を学ぶ
6日目	薬剤治療の必要性が理解でき、自分で管理できる 糖尿病連携手帳の意味・携帯の必要性を学ぶ
7日目	退院後の個人目標が設定できる
8日目	糖尿病の自己管理の目標を持って退院できる

教育入院パスを使用される方の特典として、低血糖ポーチを差し上げており、渡す際低血糖時に備えて外出時など必ず持って頂くように説明しています。

お問い合わせ先

TEL 0858-43-1321（代表）